【2020年10月宅建試験】合格発表結果は合格ライン38点、合格率は17.6%!

令和2年度宅建試験合格発表、合格ラインは38点

宅見(たくみ)所長

令和2年12月2日に、2020年度10月試験の合格発表が行われました。試験を受けられた方、お疲れ様でございました。

2020年度(令和2年)10月宅建試験合格発表結果

2020年度10月の宅建試験の結果が、一般財団法人不動産適正取引推進機構より発表されました。

合格ラインは過去最高の38点でした!

合格率も17.6%と高く、過去20年間でみると平成21年の17.9%に次いで2番目の高さでした。

全体 登録講習修了者
申込者数(人) 204,163 51,057
受験者数(人) 168,989 45,492
合格者数(人) 29,728 8,902
合格点(点) 38 33
合格率(%) 17.6 19.6

今年度の宅建試験は、新型コロナウイルスの影響で試験が2回(10月、12月)に分けられて行われるという大変な状況でした。

この異例の事態の中、最後まで諦めずに挑んだ受験生の皆さま、本当にお疲れ様でした。

合格された方、おめでとうございます!

コロナの厳しい状況で、さらに38点という高得点の合格ラインの年に合格されて、喜びもひとしおですね。

残念ながら不合格になってしまった方は、来年こそ絶対に合格しましょう。今年の経験を活かして、合格を勝ち取っていただきたいです。

2020年10月試験合格発表結果から高得点の原因を考察

2020年10月試験の結果を踏まえて、なぜ38点という過去最高の合格点になったのかを考えてみます。

まず、試験問題のレベルについて簡単に振り返ってみます。

民法については、民法大改正の影響もあり前年よりも難易度は上がりました。

民法の学習が不十分で、対策がしっかりとできていない方にとっては、かなり難しく感じたはずです。

Twitter上でも、試験終了後すぐに民法が難しかったというツイートを多くみました。

私がTwitterのDMでやりとりしてきた受験生の方は最終的に45点で合格しましたが、その方でさえ難しかったとおっしゃっていました。

逆に宅建業法はやさしい問題が多く、合格者のほとんどの方が9割~満点を取ったと想像できます。

過去10~12年程度の過去問をしっかりと正解できるレベルであれば、問題なく得点できる内容でした。

また、他の科目の難易度は、全体的に難しい問題は少なく普通レベルでした。

さらに、例年合格ラインを左右する個数問題については4問出題。

個数問題とは、正しい(誤りの)選択肢はいくつあるかという問題のことをいい、選択肢(答え)は、「1つ」、「2つ」、「3つ」、「4つ」、「なし」などが用意されています。

個数問題は選択肢の全てを正しく判断できなければ正解できないため、その分難易度は上がります。

ちなみに昨年(令和元年度)は6問出題されています。

個数問題も数が減少したことも、高得点につながったと言えます。

試験問題以外にも38点だった理由は考えられます。

新型コロナウイルスが流行る中で受験することは相当なリスクがあります。

そのリスクを冒してでも宅建を受験するということは、絶対に合格したいという覚悟を持って挑まれた方がとても多かっただろうと推察されます。

年々受験生のレベルは上がっている宅建試験において、今年度はさらに受験生のレベルが上がったと言えるのではないでしょうか。

来年以降も、この傾向は強まると考えられます。

短期間の独学で一発合格することは、ますます難しくなるでしょう。

確実に宅建に合格するための学習方法について

先ほど、45点という素晴らしい点数で合格された方について書かせていただきました。

この方は、法律の勉強が全く初めての方です。過去も法律の勉強をしたことがないとおっしゃっていました。

初めて私のところにご連絡いただいたのが2019年11月11日でした。

それから、勉強方法などのご質問や進捗状況の確認等、たまにご連絡がありました。

本当によく努力される方で、とても真面目な方でした。

11月から勉強を開始されて、約1年間の学習時間のトータルは800時間、解いた過去問は約5万問とのこと。

ここまで努力されたから、9割の45点という周囲が驚くような点数で合格を勝ち取ることができました。

初めて独学で勉強される方は、いつから開始するか、どの程度の学習時間で合格できるか参考になると思います。

よくネット上で200~300時間勉強すれば合格できるという記事を見ます。

でも、確実に合格するためにはもう少し勉強時間を増やす必要があります。

もちろん、当サイトがおすすめする38点の得点で合格する学習方法なら、ここまでの勉強は必要ないかもしれません。

それでも独学の場合、最低でもこの半分程度はこなすという目標を持って勉強しなければ、受験生のレベルが上がった今の宅建試験に合格することは難しいと言えるでしょう。

例えば、仕事をされている方やお子さんがいる主婦の方で普段から忙しい法律初学者の方が、短期間で一発合格するためのおすすめの学習スタイルは…

それは、独学よりも通信講座を利用することです。

通信講座なら、宅建試験を知り尽くした講師や専門学校が一から分かりやすく教えてくれます。

そのため、自分で一から勉強するよりも効率よく知識を吸収していくことができます。

そして何よりも通信講座であれば、隙間時間を上手く使って、紙テキストなどのアナログ学習だけでなく、スマホやタブレットを使いながら効率よく進めることが可能です。

通信講座を利用すれば、独学で勉強するよりはるかに早く合格レベルに達することができます。

私がおすすめしている通信講座は、スタケンとフォーサイトです。

スタケンは、独学で勉強するのとほとんど変わらない費用で受講できます。

フォーサイトは、教材がとても充実していて、合格実績がとても高い通信講座です。

今回の試験で、独学で勉強したけど思うような結果が出せなかった方にもおすすめです。

おすすめの通信講座スタケンについてはこちら↓をご覧ください。

宅建通信講座スタケン【2021年スタケン解説】過去問アプリでおすすめの宅建通信講座!講座内容や口コミ・評判。

おすすめの通信講座フォーサイトについてはこちら↓をご覧ください。

フォーサイト宅建通信講座【2021年】フォーサイト宅建通信講座を解説!合格率の高さと道場破りがおすすめ!口コミ・評判は?

2020年度(令和2年)宅建試験結果まとめ

  • 合格ラインは過去最高の38点
  • 合格率も高めの17.6%
  • 例年以上に、本気で挑む受験生が多かったと予想される

2021年度(令和3年度)の試験に合格するために大切なことは、少しでも早い時期から勉強を開始することです。

早めに開始できれば、1日1時間程度の勉強で十分合格レベルに達しますが、勉強開始時期が遅くなると1日3~4時間勉強しても合格レベルに達するのは難しくなります。

今回の試験で残念ながら合格できなかった方は、次こそは必ず合格しましょう!

応援しております。

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