目次
はじめに
宅見(たくみ)所長
会社員 建一
宅見(たくみ)所長
会社員 建一
宅見(たくみ)所長
宅建試験の申し込み手続きを済ませてから、慌てて勉強を開始する人もたくさんいます。
実際に私もそうでしたので、このタイミングで勉強を始める人の気持ちがよく分かります。
3ヶ月の勉強期間は思ったより短いです。勉強時間をいかに確保して、いかに効率よく取り組めるかが勝負ですね。
でも、仕事が忙しい人や授業や部活動等で忙しい学生さん、家事や育児に忙しい主婦の皆さんは定期的に勉強時間を確保することはなかなか大変なことです。
今年の試験で一発合格するためには、3ヶ月間の勉強では厳しいことを最初からしっかりと自覚して取り組まなければいけません。
7月(残り3ヶ月)から開始して一発合格するためのコツ
宅建試験まで残り3ヶ月から勉強を始める場合に、最も意識しなければいけないことは「いかに効率よく勉強するか」です。
徹底的に無駄を省き、最短で合格レベルに達する方法で勉強することがとても大切。
効率の悪い勉強方法では、試験までテキストや過去問を複数回こなすことができなくなるからです。
合格へ一番近道の勉強方法は、過去問を中心に勉強することです。
合格レベルに達するために、過去問を何回転も繰り返し解くことが必要です。
残り3ヶ月の勉強は、以下のチェックの事項を意識して取り組むことが重要。
- 最初から過去問中心の勉強をする。
- ノート作りはしない。自分でテキストの内容をまとめたり、間違った過去問をノートに書き写したりすることは時間の無駄。☞付箋を使えば効率よく勉強できる。
- ペンやマーカーは1色にする。むやみに線を引かない。
- どんなに忙しくても、毎日必ず過去問を解く時間を作る。
- すきま時間も上手く利用しながら勉強する。通勤時間やお昼の休憩時間、外出時等でも勉強する時間は必ずある。
- 絶対に今年の試験で合格するという気持ちを最後まで持ち続ける。
まず①ですが、過去問は勉強開始した初日から解くことが大切です。過去問は、宅建士試験の勉強で最も大切な教材だからです。
単元ごとにテキストを読んだらすぐ過去問を解く。この繰り返しによって、過去の出題傾向がわかるだけでなく、早く知識が定着します。
また、同時に過去問の解説をしっかりと読むことで、テキストの内容がさらに理解できるようになります。
残り3ヶ月の勉強では、テキストを読む時間は限られます。その中で合格レベルに早く達するために過去問を繰り返し解くことです。
最初の1回目は、「テキストを読む☞過去問を解く☞テキストを読む☞過去問を解く」の繰り返しです。テキストを読んだら、単元や項目ごとに必ず過去問も解きましょう。
全科目1回転したら、2回転目は完全に過去問中心の勉強になります。
分からないところや理解が不十分なところはテキストの該当箇所を確認します(テキストは辞書代わりとして使う)。
このように、「過去問を解く☞テキストを確認する☞過去問を解く☞テキストを確認する」を繰り返し行えば効率よく合格を目指せます。
大切なことは、過去問の解説を一つの肢ごとしっかりと読み込むことです。
勉強期間が短いため、テキストだけでなく過去問の解説からも知識を吸収できるようにしましょう。
次に②についてです。ノート作りは効率が悪いためおすすめできません。
宅建士試験は4肢択一形式の試験で記述問題はありません。特にマークシート方式の宅建士試験では、ノートを作ることは意味がなくとても効率が悪いです。
せっかく作ったノートも数日経てば忘れてしまいます。それよりも、テキストにとても分かりやすくまとめられていますから、わざわざ自分でまとめ直す必要はありません。
テキストで何度も確認したい箇所、重要な箇所、理解が不十分な箇所には付箋を付ければすぐに確認できます。
また、過去問でも間違えた個所や正解できない問題に付箋をつければすぐに見直すことができます。
効率よく勉強しなければ、勉強が進まないまま本番の試験を迎えることになってしまいます。
③についてご説明します。「ペンやマーカーは1色にするか、使わない」理由は2つあります。1つ目の理由は、色を使いすぎてカラフルになりすぎると重要な箇所がぼやけてしまうからです。
最近はカラーのテキストが増えています。このカラーのテキストにマーカーで色を塗ってしまうと暗記が必要な重要な箇所が分かりにくくなってしまい、覚えた後に消すこともできません。
2つ目は、ペンをいくつも使うと時間がかかり効率が悪いからです。
シャープペンシルから持ち替えて線を引くこともトータルするとかなりの時間をとられます。
効率よくマークする時はシャープペンシルでチェックすることをおすすめします。
ペンを何度も持ち替えて線を引いたり、書き込んだりする時間を短縮できます。
シャープペンシルでチェックすると時間もかかりませんし、後から消すことができます。
重要箇所でよく間違う箇所・暗記できていない箇所は、どんどん線が濃くなりますので弱点の把握もしやすくなります。
⑤すきま時間の勉強は、外出時に一問一答形式の問題集を持ち歩くとサッとすぐに勉強できて便利です。
スマホやタブレットを持っている人には、過去問アプリもあります。
問題をできるだけたくさん解くために、すきま時間も上手く利用しながら勉強することが大切。
「今年の宅建試験に絶対合格する」という強い気持ちを持って頑張れば、あなたは必ず合格できます。
隙間時間を上手に活用しましょう!
7月(残り3ヶ月)から開始して一発合格するためにどのテキスト・過去問を使うと良いか
本番まで残り3ヶ月で勉強を開始する場合に、効率よく勉強できるおすすめのテキスト・過去問があります。少しタイプは異なりますが2パターンあります。
1つ目のパターンは・・・
- テキスト:「どこでも宅建士とらの巻(LEC)」
- 過去問:「出る順宅建士ウォーク問過去問題集(LEC)」
私は、このテキストと過去問を使って合格しました。
「どこでも宅建士とらの巻(LEC)」については、このサイト内で詳しくご紹介しています。
【2020年】宅建士に夏から始めて合格できるLECとらの巻!私が使った最短合格テキスト!「出る順宅建士ウォーク問過去問題集(LEC)」については、このサイト内で詳しくご案内しています。
【2021年最新】おすすめの宅建過去問をご紹介!宅建士に一発合格できる問題集を比較!2つ目のパターン・・・
- テキスト:「うかる!宅建士速攻テキスト(駿台)」
- 過去問:「うかる!宅建士一問一答+予想模試(駿台)」
「うかる!宅建士速攻テキスト(駿台)」については、このサイト内で詳しくご紹介しています。
【2021年最新】おすすめの独学用宅建テキスト・参考書をランキング形式で徹底比較!- テキスト:短期合格を目指せるテキスト。内容はやや硬め、分かりやすくまとまっている。暗記対策「とらの子」が付いている。しっかり勉強したい人向け。
- 過去問:解説がとても分かりやすく、問題掲載数はとても多い。合格レベルに達するのに必要な良問がたくさんあり、問題演習はバッチリこなせる。
- テキスト:短期合格を目指せるテキスト。内容はやわらかい、イラストが豊富、暗記しやすい工夫がたくさんある。楽しく勉強したい人向け。
- 過去問:一問一答形式がメイン。掲載問題数はやや少ないが、ポイントを押さえた解説で進めやすい。余裕がある人は他の問題集と組み合わせて使いたい。
パターン1のLECの場合は、過去問は4肢択一形式のため一問一答集をすきま時間にこなしたい人は、ユーキャンの「これだけ!一問一答集」が良問ばかりでおすすめです。
ユーキャンの一問一答集の良さは、解説が分かりやすいことや暗記しやすいまとめが付いていることです。
パターン2の駿台の場合は過去問掲載数がやや少ないため、ユーキャンの「過去12年問題集」やTACの「過去問12年PLUS」と一緒に解くとより効果がアップします。
宅見(たくみ)所長
初めて法律の勉強をする人や久しぶりに資格の勉強をする人、民法に自信がない人は、マンガでサッと一度基礎を勉強してからテキストに入ると理解が早くスムーズに勉強できます。
宅建の教材は、マンガテキストもとても充実しています。
マンガは、日建学院の「これだけマンガ宅建士シリーズ」がおすすめ。漫画が上手で、ストーリーも楽しめ、宅建に必要な基本的な知識や重要知識が身に付きます。
法律の勉強が始めての方でも、気軽に読めてしまいます。
当サイト内でおすすめのマンガベスト5をご案内しています。
7月(残り3ヶ月)から開始して一発合格するためのスケジュール
宅建士試験の出題科目(分野)は主に4科目(分野)あり、それぞれの科目の出題数や出題される順番もここ数年同じ傾向です。令和2年度の本試験も同じ傾向になると予測して以下ご説明します。
- 権利関係:14問出題、目標は9問以上です。
- 宅建業法:20問出題、目標は18問以上です。
- 法令上の制限その他:8問出題、目標は6問以上です。
- 税、その他:8問出題、目標は5問以上です。
当サイト宅建えーるの目標は、50問中38問以上得点することです。
中でも、合格するために最も大切な科目は宅建業法です。宅建業法は出題数が最も多い科目で、かつ、9割の得点が目標の科目です。
9割獲得するということは、勉強すればそれだけ得点しやすい科目とも言えます。
そのため、宅建業法から勉強をスタートすることをおすすめします。
宅建業法は、難しくて悩んでしまう科目ではなく、比較的分かりやすく暗記が中心になる科目です。
権利関係から始めると法律の勉強に慣れていない人は、いきなりつまずいてしまう可能性があります。
宅建業法からスタートすると勉強が取り組みやすく、また、権利関係に入るころには勉強する習慣が身についてリズム良く進められます。
スケジュールの中の()内の日付は、その科目、直前期、ラストスパートにかける日数の目安です。
この日数については、当サイトがおすすめするスケジュールです。
過去問は最低でも3回転から5回転は解いて、正答率は95%以上を目指しましょう!
残り期間3ヶ月は、忙しい人にとってはとても短く感じられると思います。
勉強開始前に、このスケジュールを参考にしてあなたに合う計画を立ててみて下さい。
7月(残り3ヶ月)から開始して一発合格できるおすすめの通信講座
宅見(たくみ)所長
本番まで残り3ヶ月から勉強を開始する場合、例えば残業が多く定期的に勉強する時間が取れない人はスケジュール的にかなり厳しくなります。
この状況で、テキストや過去問を自分で選び、直前対策も自分で行うことは大変なことです。
通信講座なら、与えられたものを何も考えずこなすだけです。不安もありません。
通信講座は、分かりやすい講義、厳選された過去問演習、重要なテーマを徹底して勉強できるカリキュラム、法改正情報の入手、直前対策、不明点・疑問点の解消など、効率よく合格するための仕組みができあがっています。
また、最近の通信講座はすきま時間を上手に活用して勉強できる仕組みが整っています。
宅見(たくみ)所長
「スタケン」は、当サイトおすすめ度マックスの通信講座です。
- 講義レベルの高さ、カリキュラムの良さ、充実したサポート体制で、価格は19,800円(税抜)+過去問アプリ370円。
- 講義時間は45時間程度で無理なくこなせる内容。
- 「逆回転学習法」:まず問題演習⇒解答確認⇒動画講義を視聴⇒再度問題演習の流れ。効率よく知識が定着する。
- 充実した過去問10年分や厳選されたオリジナル問題500問が解き放題。一問一答形式、分野別、年度別、弱点優先別などいろんなパターンが選択できる。
- 学習中の不明事項はいつでもメールで質問できる。
まとめ
宅見(たくみ)所長
本番まで残り期間が短い中で勉強を開始した人は、当然ですがスタートの時点では半年前から始めた人と比べて不利です。
でも、スケジュール管理を徹底して勉強時間を上手くとりながら勉強することができれば必ず合格できます。
とにかく勉強を第一優先に、仕事はできるだけ残業しない、趣味の時間は減らす、家族に協力してもらう等宅建士試験の勉強に集中できる環境を作っていただきたいです。
絶対に合格するという気持ちを持って、最後まで頑張って下さい!
会社員 建一