失敗しない宅建士の転職活動。いつから始めるといい?在職中?退職後?おすすめの開始時期は?

アイキャッチ画像 失敗しない宅建士の転職活動!

はじめに

星のはっぴーちゃん

宅建士試験研究所の星のはっぴーです。今回は私が担当します☆彡
今日は、はっぴーちゃんですか!?よろしくお願いします!

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

建一さんは、不動産業界に転職することが目標なんですよね!そのために、今年絶対に宅建士に合格したいって宅見所長から聞いています。
そうなんです!今の仕事は業界が違うので、宅建士をとって少しでも良い条件で転職したいって考えています。不動産の知識も身につきますから。

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

良い目標です、建一さん!宅建士は不動産業界ではとても大切な資格です。宅建士を持っていると未経験者でも希望の条件で転職できる可能性が広がりますよ。
とにかく今は、宅建士の勉強を頑張っていますよ!

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

ところで、建一さんの転職活動のスケジュールってどんな感じですか?いつ頃から新しい会社で働きたいですか?
うーん、そうですねぇ~。早ければ年内12月、遅くても来年の2月~3月頃には決めたいですね。宅建士試験が終わったら結果はほぼ分かるから、11月末までに退職して転職活動しようかなぁ。

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

合格発表前に退職してしまうのは少し心配ですね。転職活動って退職した後するか、働きながらするかどちらかですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。まず最初に、このメリット・デメリットについてご説明しますね。
やっぱり、仕事しながらやらないと心配だよなぁ~?でも、転職活動してる時間があるかなぁ~?

会社員 建一

転職活動は、仕事をしながら行うか、退職後に行うかのどちらかですが、どちらにもメリットやデメリットがあります。

例えば、仕事の責任感の強い人は、仕事中に休んでしまうとお客さんや同僚に迷惑がかかるため転職活動はできないといった人や引継ぎを最後までしっかりやってから退職して転職活動を始めたいという人もいると思います。

ただし、退職後に転職活動を行うと、もし転職活動が長引くことになった場合、生活費の心配が出てきます。特に、家族を養っている人の場合は貯蓄がなければ大きなリスクになります。

転職活動を行う前に、退職後に行うなら当面の生活費(最低でも3か月から6か月程度)は準備できているか、転職先を決めてから退職するか、十分に検討する必要があります。

 

転職活動を退職後に行うメリット・デメリット

星のはっぴーちゃん

まずは、転職活動を退職後に行う場合のメリットやデメリットについてご説明します。建一さんは、いつ頃に退職するかもう決めていますか?
そうですね。まだはっきりと決めていませんが、早ければ宅建士試験が終わった後、自己採点して合格間違いなければすぐ退職しても良いかなって思っていました。心配なら、合格発表の後にすぐ退職して、その後すぐに転職活動ですかね?

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

宅建士の合格発表前に退職するのは良くありません。リスクがありますよ。また、宅建士に合格したからといってすぐに退職してしまうのも心配です。生活費の心配がでてきますからね。
そうかぁ~、生活費かぁ~。貯金なんかほとんどないしなぁ~。両親にお願いするわけにもいかないし。転職するって言いにくいしなぁ~。やっぱり、退職は転職先を決めてからかなぁ。

会社員 建一

転職先を決めずに退職するとその後の収入はなくなります。副業収入がある人は別ですが、ほとんどの人は貯金等を崩して生活することになります。

建一の年齢は、20代後半ですから一般的に退職金はほとんど期待できません。

建一は自己都合退職なので(入社5年目)、失業保険もすぐにもらうことはできませんハローワークに失業保険の手続きを行ってから、7日間の待期期間とその後3か月間の給付制限期間があります。

参考 基本手当について厚生労働省

 

そのため、生活費は最低でも3か月間は必要です。このように退職後に転職活動を始める場合は、一番にお金のことを考えておく必要があります。

転職活動を退職した後に行うメリット・デメリットは以下の通りです。

退職後に行うメリット

  • 転職活動の時間やスキルアップのための資格取得の勉強、セミナーの参加等の時間を自由にとることができる。
  • 転職希望先の面接や転職エージェントとの打ち合わせ等すぐに対応できる。
  • ハローワークや図書館に行ったり、求人誌、転職情報サイト等を調べて企業研究や企業情報を収集する時間が自由にとれる。

退職後に行うデメリット

  • 収入がなくなるため、生活費の心配がでてくる。扶養する家族がいる場合は、心理的にも大きな負担になる。
  • 扶養する家族がいる場合、転職希望先の企業に計画性がない、無責任等の印象を与える可能性がある。
  • 不採用の期間が長くなると、焦りが出て転職先を妥協して決めてしまう場合がある。
  • 親族の目や周囲の目が気になるため、早い時期から妥協して転職先を決めてしまう可能性がある。
  • 生活が不規則になってしまう場合がある。親と同居している人、配偶者に収入がある人は本気で転職活動に取り組まず無職の状態が続く可能性がある。無職の状態が長くなると、転職はさらに厳しくなる。
退職後の転職活動は、時間的な自由はあるけど、デメリットが多く不安だよなぁ~。

会社員 建一

 

転職活動を在職中に行うメリット・デメリット

在職中に行うメリット

  • 収入は継続して入るため、生活費で不安を抱えることはない。
  • 時間(期間)をかけて、じっくりとやりたいことができる転職先を決めることができる。
  • 例え不採用になってしまった場合でも、焦らず転職活動を継続できる。
  • ハローワーク等失業の手続きがなく、失業に伴う手続きに時間をとられることはない。

在職中に行うデメリット

  • 転職情報を収集したり、企業研究する時間がとりにくい。
  • 転職希望先の急な面接に対応しにくい。また、良い情報を入手してもすぐに行動しにくい。
  • 転職先が希望する入社日に合わせることができない場合があり、採用が不利になる可能性がある。
  • スキルアップのための資格の取得等の勉強を行う時間がとれない。
  • 仕事を急に休むことによって、お客さん、取引先、上司、同僚に迷惑をかける可能性がある。

星のはっぴーちゃん

退職前の転職活動もデメリットはありますが、退職後にするとリスクが大きいため、仕事はやめずに行うことをおすすめします。
そうですね。はっぴーちゃんの言うように、会社はやめずに転職活動します!

会社員 建一

 

宅建士の転職活動のスケジュール

転職活動は働きながらすることにしたけど、私の場合、転職活動のスケジュールはどんな感じになるんだろう?

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

そうですねぇ~。建一さんの場合は、宅建士の合格が大きく関係していますからね。こんなスケジュールがいいんじゃないかなぁ。
STEP.1
宅建士試験終了(例年10月第3日曜日午後3時)
転職活動スタート。転職情報サイトや新聞広告、折り込みチラシ、求人情報誌等で転職先企業の情報収集開始。
STEP.2
宅建士合格発表(例年12月第1水曜日か11月最終水曜日)
登録した複数の転職サイト等で転職情報収集を継続する。希望先が見つかればすぐに応募する。新たに、転職エージェントにも登録する。転職エージェントのアドバイザー(担当者)と打ち合わせを始める。
STEP.3
転職希望先の面接(12月~2月)
転職情報サイトから応募した会社や転職エージェントに紹介してもらった会社の面接を受ける。
STEP.4
転職希望先の決定(12月~2月)
転職希望先から正式に内定通知を受け取る。退職に向けて具体的に動き出す。
STEP.5
勤務先に退職の意志を伝える(12月~2月)
円満に退職するために、上司と相談し退職までのスケジュールを決める。
STEP.6
転職先と入社日を決める(12月~2月)
転職先の入社日を具体的に決める。
STEP.7
勤務先に辞表を提出する(1月~2月)
直属の上司に辞表を提出する 。業務引継ぎの開始。
STEP.8
退職手続き完了、転職先に入社(3月~4月)
業務の引継ぎや取引先、顧客への挨拶が完了。 退職手続き(会社に返却するもの、会社から受け取るもの確認)を行う。晴れて転職先に入社。

中途採用の募集が増える時期は、一般的に1月~3月頃や8月~10月頃です。

この時期に転職の求人数が多い理由は、賞与をもらってからやめたいと考える人が多いことや、中規模・大規模企業の決算期が3月に多く翌期に向けての転職者の募集に影響していると言われています。

宅建士試験に合格してから転職したいと考える人にとっては、転職の求人数が増えるちょうど良い時期と重なります。

1月から3月に転職先を決めるというスケジュールで活動すれば希望する条件で転職できる確率が高くなります。

星のはっぴーちゃん

人によって多少前後することもありますが、建一さんのスケジュールの場合は、だいたいこんな感じになりますね。
これは分かりやすいですね。スケジュールのイメージできました。

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

それは良かったです!順調に進むと良いですね。
スケジュールはイメージできたんだけど、転職活動が初めてだから、具体的なやり方が良く分からないなぁ~?

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

そうですよね。ところで建一さんは、不動産業界でどんな仕事をしたいんですか?不動産業界ってとても大きくていろんな仕事がありますからね。
今の仕事は営業だから、宅建士になって営業の仕事をしたいですね。注文住宅の販売とかやってみたいですね。でも、不動産業界の営業って他にもいろいろありますよね?

会社員 建一

 

主な不動産業界の営業について

星のはっぴーちゃん

不動産業界の営業は、主に以下の仕事があります。ご覧下さい。
一戸建て住宅営業(建売住宅)
ホームページ、新聞折り込みチラシ、ポスティング、住宅展示場等で営業や宣伝活動を行い、現地で販売会を行うのが一般的です。その後、販売会に来たお客さんに電話やメール、葉書き等の方法で営業を継続します。接客能力やコミュニケーション能力が大切です。
一戸建て住宅営業(注文住宅)
一般的に、住宅展示場で営業を行います。お客さんの希望を聞き、ニーズに合った提案をその都度行うことが必要になります。接客能力、コミュニケーション能力はもちろんですが、自社が取り扱う様々な商品を把握しておかなければなりません。基本的な住宅の構造等の専門的知識も必要です。
新築・中古マンション営業
主に、ホームページやインターネット広告、新聞広告、新聞折り込みチラシ等で営業し、モデルルームや現地を案内しながら販売する方法が一般的です。お客さんに対しては接客能力、コミュニケーション能力、社内でもチームで動くことが多いため、上司、同僚とのコミュニケーション能力が必要です。後日、電話やメール、葉書き等で営業を継続します。
賃貸・仲介・管理営業
営業活動は、ホームページ上で情報提供したり来店型の店舗で行います。自社が管理する物件を把握し、お客さんの希望を聞いて、すぐにニーズに合う情報を提供できるかが大切です。カウンターで営業を行うため、接客能力、コミュニケーション能力が必要です。
住宅リフォーム営業
営業活動は、ホームページや新聞折り込みチラシ、飛び込み訪問、リフォーム会社がいくつか集まった展示場等で行います。コミュニケーション能力、リフォームの専門的な知識、提案能力が必要です。
投資用マンション・アパート営業
営業活動は、一般的にインターネット広告やホームページで見込み客を集め、その後は電話営業が中心となります。投資用マンション・アパート営業は年々力を入れる会社が増えています。コミュニケーション能力や電話をかけ続ける忍耐力等も必要です。

会社によって、営業手法や営業方針は異なりますが、主な不動産営業には上記のような仕事があります。

不動産業界の営業の仕事は、他の業界からの未経験者でもO.K.という割合が多く、年齢制限を設けている会社の割合も少なく、転職者にとって比較的敷居が低い業界です。

前職が営業職で具体的な営業経験や営業実績を示すことができれば有利に働きます。

さらに、宅地建物取引士に合格していると転職は絶対的に有利になり、希望する会社に希望の条件で転職できる可能性がかなり高くなります。

不動産業界の営業の仕事は、全般的に高いコミュニケーション能力や接客能力、不動産に関する専門的な知識が必要ですが、さらに根性や忍耐力も必要な業界です。

でも、頑張って契約できればインセンティブや手当てがつき見返りが大きいため、20代でも高い給与をもらえる人もたくさんいます。

仕事は大きな金額が動くため、スケールが大きく魅力的な業界と言えますが、お客さんに損失を与えないために宅建士の責任はとても重いと感じます。

不動産の営業っていろいろありますね。まだまだ知らないことが多いです。でも、まず宅建士に合格して転職を成功させていです!今年の試験で絶対に合格しますよ!

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

建一さん、すばらしい意気込みです!宅見所長もいつも建一さんのことを応援していますよ。私たちと一緒に頑張りましょう!

 

宅建士の転職活動は、転職情報サイト、転職エージェントを活用しよう!

不動産業界のことや仕事のことをもっと勉強しないといけないけど、転職情報ってどうやって集めればいいんだろう?たくさんの企業を見てみたいけど・・・。

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

最初のスタートとして建一さんにおすすめの方法は、転職情報サイトで求人情報を見てみることですね。転職情報サイトに登録すればいろんな企業の求人情報を集められますよ。
そうかっ!そう言えば以前、宅見所長に教えてもらいました!不動産業界専門の求人情報サイトもありますよね!

会社員 建一

転職活動の基本は、「転職情報サイト」で求人情報を確認し、求人情報を収集する方法をとることです。一般的に情報は見放題で、気に入った会社があれば応募するという流れで転職活動を行います。

転職活動をスタートしたら、すぐに転職情報サイトに登録することをおすすめします。定期的に情報を入手していないと、条件の良い会社はすぐになくなってしまいます。

求人情報サイトの中でも特に有名なサイトは、「doda(デューダ)」や「リクナビNEXT」です。不動産業界や宅建士の求人情報は、多くの求人情報サイトに掲載されています。

不動産業界に転職を希望する場合は、この2つのサイトに登録することをおすすめします。あなたの希望の会社に転職できる可能性が確実に高くなります。

「doda」は転職サイトと転職エージェントの両方のサービスを提供しています。

doda(デューダ)は、不動産業界について営業、技術系問わず数多くの求人を保有しています(約1,300件)。上場企業等の大手優良企業の求人をたくさん持っていることも特徴の一つです。

 

(doda転職サイトに移動します)

 

リクナビNEXTはリクルートグループが運営する国内最大級の転職サイトのため信頼度の高いおすすめの転職サイトです。

リクナビNEXTは、全国の求人の8割以上の独占求人情報を保有していることが大きな特徴です。新たな求人情報の更新が定期的(頻繁)に行われています。

 

(リクナビNEXTに移動します)

 

また、「いえらぶ不動産転職」のように不動産業界に特化した転職情報サイトもあります。

dodaやリクナビNEXT等の転職情報サイトに登録することをおすすめしますが、「いえらぶ不動産転職」も登録を検討したい転職サイトです。

 

(いえらぶ不動産転職サイトに移動します)

 

さらに、転職サイトよりももっと徹底的に転職サポートを受けたい場合は転職エージェントの活用をおすすめします。

宅建士の転職活動におすすめの転職サイトや転職エージェントについて」このサイト内でご案内しています。さらに、転職サイトと転職エージェントのメリット・デメリットについて詳しくご説明しています。是非、こちら👇もご覧下さい!

アイキャッチ画像 転職サイトと転職エージェントのメリット・デメリットを比較!不動産業、宅建士の転職・求人情報!転職サイトや転職エージェントに登録するメリット・デメリットを比較!

 

不動産業界に強い転職エージェントは、転職サイトでもご説明した「doda(転職エージェント)」と「リクルートエージェント」です。不動産業界に強い転職エージェントはこの2社です。

 

(doda転職エージェントに移動します)

 

リクルートエージェントは、リクルートグループが運営する国内最大クラスの転職エージェントです。リクナビNEXT(転職サイト)と同様に信頼度が高いため安心して利用できるサービスです。

リクルートエージェントは不動産業界に強く、約2,000の求人情報を持っています。不動産業界を熟知した専門のエージェント(担当者)がサポートしてくれます。

 

(リクルートエージェントに移動します)

 

まとめ

星のはっぴーちゃん

「宅建士の転職活動はいつ始めたら良いか」を中心にご説明しました☆彡建一さん、どうでしたか?
転職活動のイメージはつかめました。転職を成功させるためには、まず宅建士に合格することですね!ますます勉強頑張りますよ!

会社員 建一

星のはっぴーちゃん

建一さんなら必ず合格できます。転職活動はスケジュールが大切です。いつ開始するか、どんな方法で行うか、退職時期はいつ頃にしたいか等いくつも大切なことがあります。具体的な計画が転職を成功させますよ!
成功する不動産業界営業職の転職活動のポイントまとめ
  • 宅建士試験に合格する。
  • 宅建士試験終了後から転職活動を開始する。具体的な活動は合格発表後すぐにスタート。
  • 1月から3月に転職先が決まるスケジュールを立てる。
  • 転職情報サイトに登録して企業情報を収集する。
  • 不動産業界専門の転職情報サイトは必ず確認する。
  • 転職エージェントの活用も検討する。
  • 退職の意志を伝えるタイミングは、正式な内定通知をもらってから(転職先が決まる前に退職しない)。
  • 円満退職を目指す、退職手続きはスムーズに行えるように事前に会社等に確認しておく。
絶対に転職成功させるぞ~!!

会社員 建一

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